北朝鮮とロシアの関係強化懸念、ロシアは脅威ないと反論 国連安保理

AI要約

国連安全保障理事会は北朝鮮の軍事偵察衛星打ち上げについて緊急会合を開き、弾道ミサイル技術の決議違反を非難。

北朝鮮は2022年以降100発以上の弾道ミサイル技術を用いた打ち上げを行っており、批判が集まる。

ロシアも北朝鮮との関係強化で批判を浴び、ミサイルの製造源として指摘される。専門家パネルは北朝鮮製のミサイルがウクライナに使用されたと報告。

北朝鮮とロシアの関係強化懸念、ロシアは脅威ないと反論 国連安保理

 国連安全保障理事会は5月31日、先月27日に軍事偵察衛星を打ち上げていた北朝鮮について緊急会合を開いた。弾道ミサイル技術を用いた打ち上げは国連安保理決議違反と非難が集中した。

 会合は日米韓などが要請していた。国連のキアリ事務次長補によると、北朝鮮は2022年以降「100発以上」も弾道ミサイル技術を用いた打ち上げを行っているという。

 批判の矛先は、北朝鮮との関係強化に動いているロシアにも向いた。4月まで安保理で対北朝鮮制裁の実施状況を監視していた「専門家パネル」は、今年1月にウクライナ北東部ハルキウ州を襲ったミサイルが北朝鮮製だったと報告している。