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年6兆8000億円の支援必要 ウクライナ巡り会合 NATO総長
北大西洋条約機構(NATO)の非公式外相会合がプラハで行われ、加盟国がウクライナへの支援を続けることを決定した。
加盟国は年間約400億ユーロの支援を行い、この水準を維持する必要があると強調。ウクライナのNATO加盟に向けて前進する意思も表明された。
対ウクライナ軍事支援に関するNATOの役割強化や基金創設についても協議が行われ、首脳会議で最終合意を目指す計画となっている。
![年6兆8000億円の支援必要 ウクライナ巡り会合 NATO総長](/img/article/20240531/6659d3d3bb32b.jpg)
【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)の非公式外相会合は31日、チェコの首都プラハで2日目の討議を行い閉幕した。
ストルテンベルグ事務総長は閉幕後の記者会見で、ロシアのウクライナ侵攻後、加盟国が年間約400億ユーロ(約6兆8000億円)規模の支援を行っていると説明。加盟国で分担し「少なくともこの水準を必要な限り維持しなければならない」と主張した。
ウクライナが求めるNATO加盟に関しても話し合ったといい、「加盟の道のりの短縮に向けて前進する決意だ」と述べた。外相会合では対ウクライナ軍事支援を巡り、NATOの役割強化や基金創設などについて協議。7月に米ワシントンで開催予定の首脳会議で最終合意を目指す。