台湾からの輸入製品134品目 関税優遇措置を停止 中国

AI要約

中国は、台湾から輸入している134品目の製品に関税の優遇措置を停止すると発表。

中国政府は、新政権への揺さぶりとして、関税の措置を来月から停止すると述べた。

台湾の新総統が中国の主張に反対し、中国は軍事的圧力の他、経済面でも新政権に圧力をかけている。

中国は、台湾から輸入している製品134品目について、関税の優遇措置を停止すると発表しました。今月20日に発足した台湾の新政権への揺さぶりとみられています。

中国政府は31日、台湾から輸入している潤滑油基油など134品目について、関税の優遇措置を来月15日から停止すると発表しました。台湾側が、2500品目以上の中国産の製品に輸入規制を行っていることへの対抗措置だとしています。

また、今月20日に就任した台湾の頼清徳総統について、「台湾独立を主張し、中台の対立と経済的分断をあおった」と非難し、「台湾独立を掲げることは、台湾企業と市民の利益を損なう」と強調しています。

頼総統は就任演説で、中国が主張する「一つの中国」を認めない姿勢を示しました。これに対し中国は、台湾を包囲する形で軍事演習を行うなど軍事的圧力を高めていましたが、経済分野でも新政権に揺さぶりをかける狙いがあるとみられます。