頼総統、米上院訪問団と連携確認 「権威主義の拡大に直面」

AI要約

頼清徳総統は29日、超党派訪問団と会談し、台米の緊密な交流と協力を強調。民主主義の価値観を共有して連携を確認した。

米議会からの訪問団も頼氏と会談し、中国の圧力に対抗して台湾支持を強調。米台友好は民主主義の価値観に基づいて展開されている。

頼総統とダックワース議員は権威主義への対抗や協力を強調し、さらなる連携を模索している。

 【台北時事】台湾の頼清徳総統は29日、米上院のタミー・ダックワース議員(民主党)ら超党派訪問団と総統府で会談した。

 総統府によると、頼氏は会談で「台米のさらなる緊密な交流と協力を通して地域の発展に一層貢献したい」と表明。双方は民主主義の価値観を共有し連携していくことを確認した。

 米議会からは下院のマコール外交委員長(共和党)ら超党派議員団も訪台し、頼氏と27日に会談したばかり。中国から台湾への圧力が強まる中での相次ぐ訪問は、米議会の頼政権への支持を強調する狙いがあるとみられる。

 頼氏は29日の会談で「権威主義の拡大に直面し、われわれは手を携えて協力している」と強調。ダックワース氏は「米台友好は、民主主義の価値観に基づき、さらに多くの分野にわたっていく」と応じた。