イラン大統領選、立候補開始 ライシ師の事故死受け

AI要約

イランのライシ大統領がヘリコプター墜落事故で死亡し、大統領選への立候補の届け出が始まった。

大統領選の候補者は6月3日までに届け出を行い、事前審査を受けて絞り込まれる。

過去の事例から、体制に沿わない候補は失格となる可能性が高く、中東情勢への影響も注目されている。

イラン大統領選、立候補開始 ライシ師の事故死受け

 【テヘラン共同】イランのライシ大統領がヘリコプター墜落事故で死亡したことを受け、イランで30日、来月28日に実施される大統領選への立候補の届け出が始まった。イランの国政全般の最終決定権は最高指導者ハメネイ師が握るが、行政府の長である大統領の影響力も重要で、パレスチナ自治区ガザでの戦闘により緊迫する中東情勢への影響が注目される。

 届け出は6月3日まで。4日からハメネイ師の影響下にある護憲評議会が事前審査で候補者を絞り込む。体制の意に沿わない候補は失格となり、立候補が認められない。

 事前審査を巡っては、前回の大統領選で穏健派と改革派が失格となり、保守強硬派ライシ師が当選した。