ヒズボラ司令官の遺体見つかる イスラエルが30日に空爆

AI要約

レバノンのシーア派組織ヒズボラの司令官がイスラエルの空爆で死亡したことが確認された。

イスラエルは司令官が関与したとして空爆を実施し、その遺体は建物のがれきの中から見つかった。

ヒズボラはイランの首都で殺害されたハマスの最高指導者の事件と関連付け、イスラエルを非難している。

 レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは31日、首都ベイルート郊外でイスラエルによる空爆の標的となったフアド・シュクル司令官の死亡を確認したと発表した。ロイター通信が報じた。イスラエルは占領地のゴラン高原で子供ら12人が死亡したロケット弾攻撃にシュクル氏が関与したとして、30日に空爆を実施したと発表していた。

 報道によると、シュクル氏の遺体は建物のがれきの中から見つかった。ヒズボラはこの建物にシュクル氏がいたことは認めていたが、生死については明らかにしていなかった。

 ヒズボラに所属するレバノンの国会議員は31日、イランの首都テヘランでイスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏が殺害されたことにも触れ、「イスラエルは戦争を求めている」と非難した。【パリ金子淳】