トランプ氏裁判、陪審が評議開始 非公開、結論まで数日か NY州地裁

AI要約

ニューヨーク州地裁で開かれているトランプ前米大統領による不倫口止め料記録改ざん事件の公判で、陪審が29日、有罪か無罪かを判断する評議を開始した。

評議は陪審員のみで非公開に行われ、判事は公平な証拠の評価に基づいて判断するよう求めた。陪審員12人全員の意見が一致する必要があり、結論には数日かそれ以上かかる可能性もある。

トランプ氏は評議中、地裁内にとどまる必要があり、出廷時にバイデン大統領による政敵への攻撃だと持論を繰り返している。

 【ニューヨーク時事】ニューヨーク州地裁で開かれているトランプ前米大統領による不倫口止め料記録改ざん事件の公判で、陪審が29日、有罪か無罪かを判断する評議を開始した。

 いずれの評決でも陪審員12人全員の意見が一致する必要があり、結論に達するには数日かそれ以上かかる可能性もある。

 評議は陪審員のみで行われ、非公開。別室への移動に先立ち、法律解釈などを説明した判事は、偏見や臆測ではなく「公平な証拠の評価」に基づいて判断するよう求めた。評議初日は約4時間半で終了。30日午前に再開する。

 トランプ氏は29日も出廷した。陪審が評議に入ると、報道陣を前に「マザー・テレサでも立件を免れなかっただろう」と述べ、バイデン大統領による政敵への攻撃だと持論を繰り返した。トランプ氏は評議中、地裁内にとどまる必要がある。