コロンビア議会、闘牛禁止法案を可決 承認経て27年施行へ

AI要約

南米コロンビアの議会が闘牛を禁止する法案を可決し、2027年に施行されることになった。

コロンビアで闘牛は人気の高い娯楽だが、闘牛を伝統文化と位置づける一方、首都ボゴタでは闘牛禁止を目指していた。

政府は数万人の関係者の再就職支援を検討する必要がある。

 【ボゴタAFP時事】南米コロンビアの議会は28日、闘牛を禁止する法案を賛成多数で可決した。

 ペトロ大統領の承認を経て、2027年に施行される。闘牛が行われているのは、同国やスペイン、メキシコなど8カ国のみ。

 コロンビアで闘牛は人気の高い娯楽の一つで、全国各地で毎年数百回催されている。憲法裁は18年、闘牛を同国の伝統文化と認定。一方、首都ボゴタは最終的な闘牛禁止をにらみ、闘牛用の牛の殺傷を禁じていた。

 上院議員の一人はX(旧ツイッター)への投稿で「闘牛士らが訴えを起こすのは確実だが、歴史的な一歩だ」と法案可決を歓迎した。政府は今後、闘牛や関連産業に従事していた数万人の再就職を支援する必要がある。