コロンビア下院、闘牛禁止法案を可決

AI要約

コロンビア下院は闘牛禁止法案を可決し、2027年以降闘牛が違法となる可能性が高まった。

コロンビアでは過去に闘牛が文化的な伝統として認められていたが、最近は規制が導入される動きが強まっており、闘牛禁止に向けた流れが加速している。

中南米諸国に続き、コロンビアも闘牛禁止への道を歩む可能性が高まっており、現在闘牛を認めている国は限られている。

コロンビア下院、闘牛禁止法案を可決

【AFP=時事】コロンビア議会下院は28日、闘牛禁止法案をめぐり採決を行い、賛成93、反対2で可決した。グスタボ・ペトロ(Gustavo Petro)大統領が承認すれば、2027年以降、闘牛は違法となる。

 コロンビアでは2018年、憲法裁判所が闘牛は文化的な伝統の一部だと認める判断を下した。しかしその後、首都ボゴタは牛を死傷させることを禁止。第2の都市メデジン(Medellin)も規制を導入した。

 ペトロ大統領はかつて、闘牛に対する規制導入を支持していた。中南米諸国ではブラジル、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、グアテマラが相次いで闘牛禁止に踏み切っており、コロンビアでも禁止が正式承認されれば追随することになる。

 現在、闘牛が認められているのはコロンビアのほかスペイン、フランス、メキシコなど8か国にとどまっている。【翻訳編集】 AFPBB News