オオヒキガエルを小浜島で初捕獲 有毒の特定外来生物、定着の可能性 生態系へ悪影響の懸念

AI要約

環境省石垣自然保護官事務所は、小浜島で初めて特定外来生物オオヒキガエルを捕獲したことを発表。

オオヒキガエルは毒を持ち、生態系への悪影響が懸念されるため捕獲が重要。

捕獲された個体は昨年目撃されている個体と同じかは不明で、定着の可能性もあるため調査が続く。

オオヒキガエルを小浜島で初捕獲 有毒の特定外来生物、定着の可能性 生態系へ悪影響の懸念

 環境省石垣自然保護官事務所は24日、小浜島南西部で特定外来生物オオヒキガエル1匹を捕獲したと発表した。同島での捕獲は初めて。毒を持ち、生態系への悪影響が懸念されることから情報提供を求めている。

 17日午後8時ごろ、地域住民が車で走行中にサトウキビ畑近くの路上で体長15センチ程度のオス1匹を発見し、バケツで捕獲した。

 島では昨年5月に初めてオオヒキガエルが目撃され、わなを仕掛けるなど調査をしてきたが、捕獲はできていなかった。目撃された個体と捕獲した個体が同一かは不明。

 小浜島にオオヒキガエルが定着している可能性もあることから、同事務所がわなを設置し、捕獲した場所周辺の生息確認調査をする予定。姿や鳴き声、卵などの情報提供は同事務所、電話0980(82)4768まで。(社会部・塩入雄一郎)