上空で爆発…打ち上げ失敗を認める 北朝鮮が“軍事偵察衛星”打ち上げ

AI要約

北朝鮮が27日夜、軍事偵察衛星を打ち上げたが、打ち上げ失敗し爆発した。沖縄県では防災対応が行われた。

沖縄県と沖縄本島で混乱があったが被害は確認されておらず、北朝鮮の衛星は海上で消失した。

北朝鮮は核ミサイル能力を強化し挑発行為が増える可能性があるとの見解を示している。

上空で爆発…打ち上げ失敗を認める 北朝鮮が“軍事偵察衛星”打ち上げ

 北朝鮮が27日夜、軍事偵察衛星を打ち上げた。飛翔(ひしょう)体は上空で爆発。北朝鮮は衛星の打ち上げ失敗を認めている。

 27日夜、北朝鮮から打ち上げられた軍事偵察衛星の映像。発射からわずか1分40秒ほど、上空で爆発。真っ赤な炎に包まれた。

 北朝鮮で衛星が打ち上げられると、沖縄県では防災無線が暗闇に鳴り響き、「建物の中に避難するよう」呼び掛けられた。

 飛翔体が通過する可能性があった沖縄県・与那国島。町役場に設置された対策本部では、職員のほか、警察官、自衛隊員が駆け付け、対応に追われた。

役場関係者

「避難をされている方たちもいると思いますので、これから集落を回ってから、最終的な異常の有無を確認する」

 沖縄本島でも、モノレールが全線で運転を見合わせるなど混乱はあったが、被害は確認されていない。

 軍事偵察衛星は、黄海上空で消失。韓国軍によると、「海上に多数の破片が探知された」という。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は、衛星打ち上げは空中爆発して失敗したと明らかにし、新開発の液体酸素と燃料エンジンに原因があったとしている。

林芳正官房長官

「北朝鮮は一貫して核ミサイル能力を強化していく姿勢を示しており、今後も各種ミサイルの発射や核実験の実施を含めて、さらなる挑発行為に出てくる可能性があると考えております」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年5月28日放送分より)