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ロシア、NATOに不快感 西側武器による国内攻撃容認発言受け
ロシア大統領府がNATO事務総長の発言に不快感を示し、NATOとの直接対決を批判している。
NATO事務総長はウクライナへの武器供与について論じ、バイデン米大統領に向けた発言であることが明らかになっている。
クレムリンはNATOとの対決がすでに進行中であると主張しており、緊張を高めていると指摘している。
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[モスクワ 27日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)は27日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長(写真)の発言に不快感を示し、NATOがロシアと直接対決していることは明らかだと述べた。
ストルテンベルグ氏はエコノミスト紙に対し、加盟国はウクライナに対し西側諸国が供給した武器でロシア国内を攻撃することを容認すべきとの考えを示した。
これについてクレムリンのペスコフ報道官は「NATOは緊張の度を高めている」と批判。NATOがロシアとの直接対決に近づいているかとの質問に対し、ペスコフ氏は「近づいているのではなく、すでに対決の真っ最中だ」と答えた。ロシア日刊紙イズベスチヤがペスコフ氏の発言を報じた。
エコノミスト紙は、ストルテンベルグ氏の発言がバイデン米大統領に向けられたものであることは明らかだと報じた。バイデン氏は、ウクライナがロシア国内で米が供与した兵器を使用することに反対している。