中国 ブタ肝臓をがん患者に移植 「成功」と報道

AI要約

中国国営の新華社通信は、安徽省の病院で肝臓がんの患者に世界初のブタの肝臓移植手術が成功したと報じた。

手術は安徽医科大学第1付属病院で行われ、患者は遺伝子操作したオスのブタの肝臓を移植された。現在は回復し、拒絶反応もないという。

ブタの臓器を人間へ移植する取り組みはアメリカでも進んでおり、臓器不足の解決策として期待されている。

中国 ブタ肝臓をがん患者に移植 「成功」と報道

中国国営の新華社通信は、東部・安徽省の病院で肝臓がんの患者にブタの肝臓を移植する手術が行われ、成功したと伝えました。患者への移植は世界初だとしています。

新華社通信などによりますと、安徽医科大学第1付属病院の孫倍成教授のチームは、今月17日にほかの大学と協力して71歳の男性患者の肝臓がんを手術しました。

患者の腫瘍を切除した後、遺伝子操作したオスのブタの肝臓を移植したとしています。現在まで拒絶反応はみられず、肝臓も機能していて、患者は歩くことができる状態にまで回復しているということです。

ブタの肝臓の患者への移植は世界初だとしています。

アメリカではブタの心臓や腎臓の人間への移植手術が行われていて、臓器不足を背景に注目されています。