アジア安保会議に出席 中国国防相

AI要約

中国国防省は、董軍国防相がシンガポールを訪問し、アジア安全保障会議に出席することを発表した。

米中防相が1年半ぶりの対面会談を行い、台湾情勢や南シナ海問題について協議する見通し。

アジア安保会議で、董氏は「中国のグローバル安全保障観」について講演し、会議に関係者と会う予定。しかし、米国防長官との会談には言及されていない。

 【北京時事】中国国防省は27日、董軍国防相が今月29日~6月3日にシンガポールを訪問し、アジア安全保障会議(通称シャングリラ会合)に出席すると発表した。

 米国防総省によると、約1年半ぶりとなる米中国防相の対面会談を実施。中国が軍事演習などで圧力を強める台湾情勢のほか、南シナ海問題について議論する見通しだ。

 今月31日~6月2日に開催されるアジア安保会議で、董氏は「中国のグローバル安全保障観」をテーマに講演する。中国国防省は発表で、シンガポールの政府・国防部門高官や関係国代表らと会うとしているが、オースティン米国防長官との会談には言及していない。