パプアニューギニア地滑り 夫婦2人救出と地元報道も…死者670人以上か

AI要約

パプアニューギニア南部のエンガ州で大規模な地滑りが発生し、670人以上が埋没した可能性があります。

地元メディアによると、救助隊が夫婦2人を8時間後に救出しましたが、生存者は見つかっていません。

被災者支援のための物資輸送ルート上で地元民族間の争いが勃発し、安全な土地への移送が行われています。

南太平洋のパプアニューギニアで起きた大規模な地滑りで、想定される死者の数が670人以上にのぼるとAP通信が報じました。

パプアニューギニアのエンガ州で24日に発生した大規模な地滑りで、地元メディアは、夫婦2人が発生からおよそ8時間ぶりに救出されたと伝えました。

しかしAP通信によりますと、国連機関が地元当局者と協力して試算したところ、670人以上が深さ8メートルの土砂の下にいるとみられ、生存者はいないと判断しているということです。

また被災者への支援物資の運搬ルート上にある村では、地元民族間の争いが起きています。25日には争いで8人が死亡するなど混乱が起きていて、被災者をより安全な土地へ移送する取り組みが進められています。