ブルキナファソ軍政延長へ 5年間、ロシア接近強める

AI要約

ブルキナファソの軍事政権が今年の選挙延期を発表。政変が相次ぎロシア接近あり。

軍政は協議を経て延長を決定し、大半の政党はボイコット。

治安改善次第で早く選挙実施、トラオレ暫定大統領の出馬も可能と発表。

 【ヨハネスブルク共同】2022年にクーデターが起きた西アフリカ・ブルキナファソの軍事政権は25日、今年7月までに行うとしていた選挙を実施せず、軍政を5年間延長すると発表した。AP通信などが報じた。サハラ砂漠以南では近年政変が相次ぎ、ブルキナファソを含む各国軍政がロシア接近を強めている。

 APなどによると、軍政は国会議員や市民の代表者らとの協議を経て延長を決めたが、大半の政党はボイコットした。治安状況が改善すれば5年の経過を待たずに選挙を行い、軍政トップのトラオレ暫定大統領の出馬も認めるとしている。