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「議場内拍手NG」規則破り万雷の拍手 生存可能性5%から復帰した議員に 与野党一致の“規則違反”で歓迎 イギリス
22日、イギリスの下院議会で敗血症で手足を失いながらも、復帰したマッキンレー議員が異例のスタンディングオーベーションを受ける。
議場での拍手が禁止されている中でのスタンディングオーベーションが起こった理由について考察。
マッキンレー議員は奇跡的に半年で義手と義足を使いこなし、復帰。与野党一致の異例の拍手を受ける。
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イギリスの下院議会で22日、敗血症で手足を失いながらも、奇跡的に復帰したマッキンレー議員に対し、異例のスタンディングオーベーション。マッキンレー議員は、「ここに戻って来られて嬉しいです」と復帰を喜んだ。
イギリスの下院議会で22日、1人の男性議員を迎え入れる際に巻き起こった“異例のスタンディングオーベーション”をカメラが捉えた。
男性議員は、万雷の拍手に応えるよう、両手を挙げ感慨深そうな表情で辺りを見渡している。
リンジー・ホイル議長は「みなさんご存知の通り、議場での拍手は禁止されています。しかし、今回は例外です」と伝えた。
実はイギリスの議会は、どんな時でも拍手は禁止となっている。なぜ規則を破ってまで、拍手が巻き起こったのかだろうか。
迎えられたマッキンレー議員の手を見ると、銀色の義手で、スーツを着ていても足元はスニーカーを履いていた。
実はマッキンレー議員は2023年、敗血症を患い、手足を切断。一時は昏睡状態に陥り、生存の可能性は、5%と言われていたという。
それでも、マッキンレー議員は、わずか半年で義手と義足を使いこなせるようになり、奇跡の復帰を果たした。
この日ばかりはと、与野党全会一致の異例の拍手で迎え入れられた。
クレイグ・マッキンレー議員は「私は手足を失いましたが、それ以外は何も変わりません。ここに戻って来られて嬉しいです」と話している。
(「イット!」 5月23日放送より)