米、中国に自制要求

AI要約

米国務省当局者は、中国軍による台湾周辺での大規模演習を批判し、台湾の頼清徳総統の就任を挑発的な口実として利用すべきではないと述べた。

また、台湾と緊密に連携し、中国軍の動向を注視していると語った。

当局者は、台湾の政権移行を正常な民主的プロセスと位置付け、中国の行動を緊張を激化させるものと非難した。

 【ワシントン時事】米国務省当局者は23日、中国軍による台湾周辺での大規模演習に関し、台湾の頼清徳総統が就任したことを「挑発的、威圧的な措置」の口実として利用すべきではないと批判し、「自制して行動するよう強く求める」と述べた。

 また、台湾と緊密に連携し、中国軍の動向を注視していると語った。

 当局者は「(台湾の政権移行は)正常ないつもの民主的プロセスの一環だ」と強調した。その上で、中国の行動は「緊張を激化させる恐れがあり、数十年にわたり地域の平和と安定を維持してきた規範を損なうものだ」と非難した。