米、ケニアを同盟国に指定 サハラ以南で初 中ロに対抗

AI要約

米国のジョー・バイデン大統領はケニアをNATO非加盟国に指定する考えを示し、ロシアと中国に対抗する狙いがある。

バイデン氏はルト大統領をホワイトハウスに招待し、15年ぶりにアフリカの国の首脳を国賓待遇で迎えた。

夕食会での会談では、バイデン氏とルト氏が自由や民主主義への信念を共有し、ケニアと米国の友情を強調した。

米、ケニアを同盟国に指定 サハラ以南で初 中ロに対抗

【AFP=時事】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は23日、ケニアを北大西洋条約機構(NATO)非加盟の主要同盟国に指定する考えを明らかにした。アフリカで影響力を強めるロシアと中国に対抗する狙いがある。

 バイデン氏は同日、ケニアのウィリアム・ルト(William Ruto)大統領を国賓としてホワイトハウスに招待し、会談を行った。アフリカの国の首脳が国賓待遇を受けるのは15年ぶり。

 ホワイトハウス(White House )の中庭行われた夕食会でバイデン氏は、ルト氏も自身と同様に「自由や民主主義、尊厳、公正への信念」があるとして称賛。一方のルト氏も「ケニアと米国の友情、パートナーシップ、連帯の永続的な絆」をたたえた。夕食会には約500人のゲストが出席した。

 夕食会には、ケニア人の父を持つバラク・オバマ(Barack Obama)元大統領も短時間のみ出席した。【翻訳編集】 AFPBB News