台湾、周辺での中国軍事演習を非難「非理性的な挑発」

AI要約

台湾は中国の軍事演習を非難し、中国政府は軍事演習を分離主義的な行為と主張。

中国は台湾を領土の一部と見なし、新総統を危険な分離主義者と呼んでいる。

台湾国防部は地域の平和と安定に影響を与える挑発行為を非難し、自由と主権を守るために軍を派遣している。

台湾、周辺での中国軍事演習を非難「非理性的な挑発」

【AFP=時事】台湾は23日、中国が台湾周辺で2日間の日程で軍事演習を開始したことをを非難した。中国政府は軍事演習について、「分離主義的な行為」に対する「厳しい処罰」だと主張している。

 中国は台湾を領土の一部と見なし、20日に就任したばかりの頼清徳(Lai Ching-te)新総統を台湾に「戦争と衰退」をもたらす「危険な分離主義者」と呼んでいる。

 台湾国防部(国防省)は談話で、「非理性的な挑発で、地域の平和と安定を損なう行動を強く非難する。自由、民主主義、そして中華民国の主権を守るため、陸海空の部隊を派遣した」「軍の全ての将兵は備えができている」と述べた。

 さらに「われわれは『戦争に備えるが求めず。戦争から逃避せず応じる』という強い意志を堅持する」「わが国の安全を確保する自信がある」と続けた。【翻訳編集】 AFPBB News