親善発展は「両国の願い」 正恩氏、中国主席に答電 北朝鮮

AI要約

金正恩氏が中国の習近平国家主席に建国76年の祝電に答電を送ったことが報じられた。

正恩氏は朝中親善の発展を強調し、習氏も北朝鮮との友好を維持、強化したいと表明した。

中朝関係において、北朝鮮のロシアとの関係が強まる中、中国の重要性が低下し、関係に緊張が生じているとの見方がある。

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は22日、金正恩朝鮮労働党総書記が中国の習近平国家主席に対し、建国76年の祝電に答電を送ったと伝えた。

 答電は15日付。正恩氏は祝電に謝意を示した上で、「歴史的伝統を持つ朝中親善を絶えず発展させていくことは両国人民の共通の願いだ」とつづった。

 習氏は9日の北朝鮮建国76年に際した祝電で、「北朝鮮と伝統的友好を維持、強化していきたい」と表明した。中朝関係を巡っては、北朝鮮がロシアとの軍事協力を深める中、中国の重要度が相対的に低下し、関係にあつれきが生じているとの見方が出ている。