米、期日前投票が本格開始 郵便投票に続き、長蛇の列

AI要約

11月5日の米大統領選に向け、期日前の投票所での直接投票がいくつかの州で始まった。民主党と共和党の陣営が有権者の取り込みを本格化させており、関心は高い。

民主党は引き続き郵便投票を推奨し、トランプ氏も今回は期日前の投票を奨励している。しかし、有権者の多くは投開票日当日ではなく、期日前投票を選択している。

新型コロナの影韓で期日前投票の利用が増加しており、他の州でも順次始まる予定だ。

 【フェアファクス共同】11月5日の米大統領選に向け、郵便投票に続き、期日前の投票所での直接投票が20日、南部バージニア州、中西部のミネソタ州、サウスダコタ州で始まった。一部の投票所は長蛇の列ができ、関心の高さをうかがわせた。民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領の両陣営による有権者の取り込みが本格化する。

 民主党は郵便投票を推奨し、2020年の前回大統領選でバイデン大統領がトランプ氏に勝利する一因になったとされ、今回も利用を呼びかけている。トランプ氏は郵便投票を含む期日前投票が不正の温床になるとして懐疑的な姿勢を示していたが、一転して今回は奨励している。

 バージニア州フェアファクスの役所に設置された投票所は朝から有権者の長い列ができ、建物の外で待つ人も目立った。

 16年の大統領選までは投開票日当日に投票する比率が最も高かったが、新型コロナが流行した20年の大統領選では約7割が郵便投票や期日前の直接投票を選び、投開票日当日は約3割にとどまった。

 期日前投票は他の州でも順次始まる。