レバノン首都空爆、5人死亡 国境緊張、イスラエル厳戒

AI要約

レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラが通信機器の一斉爆発を受け、イスラエルとの国境地帯が緊迫化している。

ヒズボラ指導者ナスララ師は報復を宣言し、イスラエル軍がレバノン南部の郊外を空爆。幹部ら5人が死亡。

イスラエル軍は緊張状態が数日間続くと見て警戒を強め、交戦計画をネタニヤフ首相に提示。

 【エルサレム共同】レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラが使う通信機器の一斉爆発を受け、イスラエルとの国境地帯が急激に緊迫化している。爆発をイスラエルの工作とみるヒズボラの指導者ナスララ師は19日のテレビ演説で報復を宣言。イスラエル軍は20日、レバノンの首都ベイルート南部の郊外を空爆し、レバノン国営通信によると5人が死亡した。ロイター通信は、空爆の標的はヒズボラの有力幹部だと伝えた。軍は国境の緊張状態が数日間続くとみて警戒を強めている。

 イスラエルメディアは19日、イスラエル軍が国境地帯での交戦に関し複数の計画をネタニヤフ首相に提示したと報じた。