原油先物は小動き、米利下げや在庫減少で2週連続上昇の見通し

AI要約

アジア時間序盤の原油先物価格は小動きで推移。今週は2週連続の上昇となりそう。

北海ブレント先物は0.19ドル(0.3%)安、米WTI先物は0.06ドル高。週間ではそれぞれ4.3%、4.8%上昇。

米原油在庫が減少、中東情勢も影響。需要不足も懸念され、来四半期の価格は70─75ドルのレンジに。

原油先物は小動き、米利下げや在庫減少で2週連続上昇の見通し

[シンガポール 20日 ロイター] - 20日アジア時間序盤の原油先物価格は小動きで推移している。今週は、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げと世界的な在庫減少を受けて、2週連続の上昇となりそうだ。

0027GMT(日本時間午前9時27分)時点で、北海ブレント先物は0.19ドル(0.3%)安の1バレル=73.69ドル。今週は4.3%上昇している。

米WTI先物は0.06ドル高の72.01ドルで、週間では4.8%上げている。

両指標は今月10日に3年ぶり安値近くまで下落した後に値を戻しており、その後の7営業日のうち5日上昇している。

先週の米原油在庫は1年ぶり水準に減少。シティのアナリストは18日、日量約40万バレルの需要不足が予想され、来四半期の北海ブレント価格は70─75ドルのレンジになると予想した。

レバノンとイスラエル間で緊迫化している中東情勢も原油価格を下支えしている。