レバノン通信機器爆発、脆弱な医療システムが非常に混乱=WHO

AI要約

レバノンで無線機やポケットベルの爆発が発生、37人が死亡、3000人以上が負傷。

WHOがレバノンに医療支援を提供し、緊急物資の備蓄が犠牲者数を抑えるのに役立った。

爆発はヒズボラの基盤とみられる地域で発生、医療システムに混乱をもたらした。

レバノン通信機器爆発、脆弱な医療システムが非常に混乱=WHO

[ジュネーブ 19日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は19日、レバノンで今週発生した無線機やポケットベルの爆発について、同国の脆弱な医療システムを非常に混乱させたとの認識を示した。

WHOはレバノン保健当局の情報を基に、反イスラエル武装組織ヒズボラの基盤とみられる地域で起きた通信機器爆発で37人が死亡、3000人以上が負傷したと説明した。

テドロス氏は記者会見で、WHOがレバノンに血液と外傷治療キットを提供したことを明らかにした。

WHOのレバノン担当者によると、爆発に先立つ一連の訓練と緊急物資の備蓄などが犠牲者数を抑えることにつながったという。