マスク氏はトランプ氏支持も…テスラ社など従業員、寄付で“ハリス派”優勢
アメリカの実業家、イーロン・マスク氏が率いる企業の従業員の寄付傾向が明らかになりました。マスク氏はトランプ氏を支持していますが、従業員たちの寄付額ではハリス氏がトップであることが分かりました。
調査結果によると、テスラやX、スペースX社の従業員たちのハリス氏への寄付金額がトランプ氏を上回っており、マスク氏が公然と支持する立場とは異なる結果となっています。
この状況が伝えるのは、企業内部でも政治的な意見や支持が分かれていることであり、選挙期間中の熱い議論が企業内でも行われている可能性があることです。
アメリカの実業家、イーロン・マスク氏は大統領選挙でトランプ氏を支持しています。しかし、マスク氏が率いる企業の従業員の寄付はハリス氏の方が多いという傾向が明らかになりました。
ロイター通信が18日、非営利団体オープン・シークレッツの調査結果を伝えました。
オープン・シークレッツは、マスク氏が率いる企業の従業員やその近親者などが民主党のハリス氏と共和党のトランプ氏のどちらに寄付したかを調べました。
それによりますと、電気自動車のテスラ社ではハリス氏への寄付金が4万2824ドルなのに対し、トランプ氏は2万4840ドルにとどまっています。
X社はハリス氏が1万3213ドルで、トランプ氏は500ドルを下回りました。
また、スペースX社ではハリス氏に3万4526ドル、トランプ氏に7652ドルと差が開いています。
この3社ではいずれも、トランプ氏を公然と支持するマスク氏とは対照的な状況が浮き彫りになっています。