「ミサイル開発」水面下で進める政府…まさかの配備先に愕然「知らなきゃよかった…」

AI要約

日本が米国のミサイル基地と化していることを知らずに、政府が巧妙なウソを広めている現状が明らかになっている。

日本政府も中国本土を攻撃可能な中距離ミサイルの開発に着手し、敵基地攻撃能力としても使用する方針を決定した。

日本が進めている中距離ミサイルの具体的な開発計画と種類について詳細が述べられている。

「ミサイル開発」水面下で進める政府…まさかの配備先に愕然「知らなきゃよかった…」

知らぬ間に「米国のミサイル基地」と化していた日本

日本にとっての「最悪のシナリオ」とは?

政府による巧妙な「ウソ」とは一体…?

国際情勢が混迷を極める「いま」、知っておきたい日米安全保障の「衝撃の裏側」が、『従属の代償 日米軍事一体化の真実』で明らかになる。

※本記事は布施祐仁『従属の代償 日米軍事一体化の真実』から抜粋・編集したものです。

こうした米国の動きと軌を一にするように、日本政府も中国本土を攻撃可能な地上発射型中距離ミサイルの開発に乗り出しました。

前章で述べたように、当初は日本に侵攻する敵の艦艇を脅威圏外から攻撃するためのミサイルと説明していましたが、2022年12月に閣議決定した安保三文書で、これを敵基地攻撃能力としても用いる方針を決めました。

現在、日本が開発を進めている地上発射型中距離ミサイルは、次の4種類です。

(1)12式地対艦誘導弾能力向上型

現在、九州と南西諸島に配備されている12式地対艦誘導弾(巡航ミサイル)の射程を200キロから1000キロ以上に延ばす。地上発射型だけでなく、戦闘機や艦船から発射するタイプも開発する。地上発射型は、2025年度に配備開始予定。

(2)島嶼防衛用高速滑空弾

弾道ミサイルのようにロケットで打ち上げた後、滑空体が切り離され、変則的な軌道を高速で飛翔しながら目標に向かうタイプ。

2025年度に射程数百キロの「早期装備型」を配備し、2030年代初頭に射程を2000キロ以上に延ばした「能力向上型」を配備する計画。潜水艦から発射するタイプの開発も検討されている。

(3)極超音速誘導弾

音速の5倍(マッハ5、時速約6000キロ)以上で飛翔する巡航ミサイル。一段目のロケットブースターは、島嶼防衛用高速滑空弾能力向上型と共通化する構想。射程は推定3000キロで、2030年代前半の配備を目指している。

(4)新地対艦・地対地精密誘導弾

12式地対艦誘導弾能力向上型の性能をさらに向上させた地対艦・地対地ミサイル(巡航ミサイル)。発射機は、12式地対艦誘導弾能力向上型と同じものを使用。2030年代前半の配備を目指している。