イラン大使、片目失明か レバノン爆発、当局は否定 米紙

AI要約

レバノン各地で起きた通信機器の連続爆発により、レバノン駐在のイラン大使が片目を失明しもう片方の目にも重傷を負ったと報道された。

イランの精鋭軍事組織からの情報として、治療のためにイランへ帰国する見通しであるという。

大使が重傷を負ったことで、イランとイスラエル間の緊張が高まる可能性があるが、イランのメディアは失明の報道を否定している。

 【イスタンブール時事】レバノン各地で起きた通信機器の連続爆発で、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は17日、レバノン駐在のイラン大使が片目を失明したと伝えた。

 イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」メンバーからの情報としている。もう片方の目にも重傷を負い、治療のためにイランへ帰国する見通しだという。

 イランのアラグチ外相や大使の夫人は爆発後、大使は軽傷だとX(旧ツイッター)に投稿していた。大使が重傷なら、イランは爆発に関与した可能性が高いイスラエルへの反発を強めそうだが、イランのメディアによると、在レバノン・イラン大使館は失明の報道は「虚偽だ」と否定した。