イラン大統領、米と直接交渉可能と示唆 ミサイル計画は放棄せず

AI要約

イランのペゼシュキアン大統領は、米国が敵対的姿勢を示さなければ直接交渉に応じる可能性があると表明。

イランはミサイル計画を放棄せず、安全保障のために抑止力が必要との考え。

ペゼシュキアン大統領は、イランがミサイルを持たないとイスラエルに攻撃される恐れがあると主張。

イラン大統領、米と直接交渉可能と示唆 ミサイル計画は放棄せず

[ドバイ 16日 ロイター] - イランのペゼシュキアン大統領は16日、米国がイランを敵視しない姿勢を実際に示せば、イランは米国と直接交渉する可能性があると言明した。

ペゼシュキアン大統領は、2015年のイラン核合意の復活に向け、米国と直接交渉を行う用意があるかという記者団からの質問に対し、「われわれは米国に対し敵対的ではない。米国が実際に歩み寄りを示すことで、われわれに対する敵意を終わらせるべきだ」と応じた。

また、イランがミサイル計画を放棄することはないとも表明した。イスラエル軍によるパレスチナ地区ガザへの攻撃が続く中、イランの安全保障のために抑止力が必要と述べた。

ペゼシュキアン大統領は「われわれがミサイルを持っていなければ、イスラエルはガザと同様、いつでもイランを爆撃するだろう」とし、「イランに要求する前に、まずイスラエルの武装解除すべき」という見解を改めて示した。