ベネズエラ、米国人ら6人拘束 政府転覆計画に関与と主張

AI要約

ベネズエラ政府が政府転覆計画に関与したとして複数の外国人を拘束。関係国との緊張が高まる見通し。

米国人、スペイン人、チェコ人の拘束が発表。関係国の否定も。

拘束者はテロ行為や政府当局者の暗殺計画への関与が疑われる。選挙結果に関する対立も続く。

ベネズエラ、米国人ら6人拘束 政府転覆計画に関与と主張

[カラカス 14日 ロイター] - ベネズエラ政府は14日、政府転覆計画に関与したとして、米国人3人、スペイン人2人、チェコ人1人を拘束したと発表した。7月の大統領選を受け、すでに緊張している米国、スペインとの関係がさらに悪化するとみられる。

米国務省報道官は、米軍関係者1人が拘束されたと明らかにし、さらに2人の米国民拘束に関する未確認の報告を認識していると述べた。政府転覆計画への関与は否定した。

ベネズエラのカベジョ内相は記者会見で、スペイン人2人は同国の情報機関とつながっており、市長暗殺を計画していた疑いがあると述べた。

スペインのメディアによると、同国政府はこれを否定した。

カベジョ氏はまた、米国人3人とチェコ人1人について、マドゥロ大統領ら政府当局者の暗殺計画を含むテロ行為に関与したと主張。米国製のライフル銃約400丁が押収されたことも明らかにした。

ベネズエラ大統領選では、選挙管理当局と最高裁がマドゥロ大統領の勝利を認定したが、野党が公表した集計では野党統一候補のエドムンド・ゴンサレス氏が圧勝していた。

米国はマドゥロ氏の勝利を認めていない。また、ゴンサレス氏はマドゥロ政権が野党弾圧を強める中、スペインに亡命した。