意外なところに…著名な観光地以外にも穴場や人気スポットが!信州で増える外国人観光客が行く温泉やお店の現場を特集

AI要約

長野県内で人気の観光スポットや意外な場所を外国人観光客が訪れる様子を紹介。

外国人観光客が急増している十福の湯やイタリア料理店ブレーメン、貸し衣装店で浴衣や忍者になりきることも可能。

さらに、外国人に人気の小料理店いとう家では9割が外国人客で英語での対応が求められている状況が明らかに。

コロナ禍前の水準まで回復している海外からの観光客。

長野県内で人気がある観光スポットの定番は、松本城や上高地の河童橋、山ノ内町の地獄谷野猿公苑などとなっています。

一方でいま「意外な場所」が、外国人観光客の中で話題になっています。

(佐々木アナ)「善光寺にきました。きょう一緒に案内してくれるのはこの方ですー!」外国人観光客が魅力を感じて足を運ぶ「意外な場所」を教えてくれるのは、長野市の国際交流員としてイギリスから来日したイサカ・レイラさん。

早速、案内してくれたのは、上田市真田町にある日帰り温泉、「十福の湯(じっぷく)」です。

レイラさん「周りの雰囲気もそうだし、結構気いっている温泉なんです。佐々木「イギリスではお風呂に浸かる文化はあるんですか?」レイラさん「全然ありません。特にみんな一緒にお風呂に入る習慣がなくて、最初はすごく怖かったです」

コロナ禍以降、外国人客はどんどん増え、去年と比べておよそ2倍になっているといいます。十福の湯・松井想さん「山の上にある温泉で、森のレストランや森カフェの食事がおいしいことでも有名で、露天風呂が大きいことでも人気になっています」

レイラさん「どうしても気持ちよすぎて、気を失ってしまったこともあります」

レイラさんが絶賛するのが、こちらの大自然を感じられる露天風呂。

佐々木アナ「日本庭園風の景色、ここに外国の方は魅了されるんでしょうね」

続いて向かう意外な場所は…?

レイラさん「お気に入りのレストランに行きます。外国人の中でも人気のレストラン」

外国人客が急増しているという飯綱町のイタリア料理店「ブレーメン」。

ブレーメン・角田和子さん「外国の方だけの友達同士でみえたり、どんどん多くなってきた」

佐々木「外国人の方におすすめのメニューは?」ブレーメン・角田和子さん「パンチェッタとキノコ三昧、これを1枚は必ず注文してくれる。(おすすめは)旬のピザ、夏野菜が11種類入っていて近所の方が作ってくれている。とても新鮮でおいしいと思います」

ブレーメンのピザのこだわりは、小麦を3種類ブレンドした「生地」。

おすすめの「夏野菜ピザ」はソースに新鮮な地元のトマト使い、ナスやカボチャ、ビーツなど11種類ほどがのっています。

そして外国人が必ずと言っていいほど頼むのが「パンチェッタとキノコ三昧」。

ホワイトソースベースで4種類のキノコとチーズがたっぷり。

こちらの店はオープンして11年目ということですが、クチコミで評判になり、去年から外国人の客が倍増しているといいます。

外国人観光客に一番人気の観光スポット「松本城」がある松本市。

佐々木「松本市にやってきました、レイラさんは松本城行ったことありますか?」レイラさん「階段が急で、次の日筋肉痛になりました」佐々木「そしてこちら、浴衣…や忍者という文字があります」

こちらは外国人に人気だという貸し衣装店です。

花こみち・磐佐健太郎さん「元々塩尻で美容室を経営していて、着付けが好だったのでそれを生かして観光の人に楽しんでもらいたいろ思って、ここに店を7年前にオープンさせました。最近外国の方がかなり多くなってきていて、今年一番多い年になったと思います」この日も、オランダから観光にやってきたという家族連れが訪れていました。

オランダの観光客「初めて着ましたが、動きやすくて全然暑くないですし、着られてうれしいです」

オランダの観光客「ほんとうに美しいから、前から着てみたかったの」

家族は街中の散策へでかけていきました。

浴衣だけでなく、戦国時代の武将や、忍者になりきることもできてしまいます!。

そして、松本市中央通りにある小料理店「いとう家」は客のほとんどが外国人という噂ですが、それは本当なのでしょうか…?

店内は確かに、外国人ばかり!

カウンター10席ほどの店は海外からの客で満席になっています。

店を切り盛りするのは、女将の伊藤久美子(いとうくみこ)さんです。

佐々木「外国の方、本当に多いですね」伊藤さん「そうですね、だいたい日本人がいないですね」佐々木「どうして外国の人がこんな多いんですか」伊藤さん「トリップアドバイザーという所で、レビューをしてくれて…」

海外からの客が増えたきっかけとなったのが、世界最大級のクチコミサイトで外国人に人気のレストランとして全国28位に選ばれたことでした。

今ではなんと9割が外国人客で、店内には英語のメニューカードも用意。

流暢な英語で対応する伊藤さんですが、独学で勉強したそうです。

伊藤さん「日本から出たことないです。みなさんが教師みたいな感じで、毎日英語喋ってます」

外国人観光客「ここは、父がすし屋さんを検索したら発見したんです」「店の装飾がおもしろくて好きですね、おちょこも自分で選べて嬉しかった」「女将さんはとても優しくて、英語もペラペラなのでうれしいです」佐々木「外国の方がこんなに来ているというのは、どんな気持ちですか?」

伊藤さん「世界から来てもらって、日本の中の、小さな長野県の、松本の中のこんな所に来てくれて、とても感謝しています。体が続く限りは、やりたいと思っています」