米英首脳会談 長距離兵器の制限緩和が焦点

AI要約

アメリカのバイデン大統領とイギリスのスターマー首相がウクライナに供与した長距離兵器の使用制限の緩和を巡り会談。ウクライナは攻撃したいが、アメリカやイギリスは慎重。

ホワイトハウスは現時点で使用制限緩和に反対。重大な決定は期待されず。ロシアのプーチン大統領はNATOへの戦争参加を警告。

バイデン大統領とスターマー首相の会談で決定はない模様。

米英首脳会談 長距離兵器の制限緩和が焦点

 アメリカのバイデン大統領とイギリスのスターマー首相の会談が始まりました。ウクライナに供与した長距離兵器の使用制限の緩和が焦点となります。

 ウクライナは、アメリカ製のミサイル「ATACMS」など西側から供与された長距離兵器を使って、ロシア領内の奥深くにある軍事拠点を攻撃したい考えです。ただ、アメリカやイギリスはロシアとの緊張の激化を懸念して、使用制限の緩和を認めていません。

 ホワイトハウスのカービー補佐官は13日、使用制限の緩和について「現時点でアメリカの見解は変わっていない」とし、今回のバイデン大統領とスターマー首相との首脳会談で「重大な決定が発表されることはない」としています。

 ロシアのプーチン大統領は12日、長距離兵器の使用制限を緩和すれば、NATOが戦争に直接参加したと見なすと警告しています。(ANNニュース)