韓国 きょうのニュース(9月13日)

AI要約

秋夕連休が始まり、帰省客が増えている。高速道路は通常通りの混雑状況。

救急センターの診療費の本人負担率が90%に引き上げられた。政府は過密化を防ぎ、医療資源を効率的に活用するためと説明。

大学医学部定員増加に反発する問題で、与野党や医療界の協議体の設置が秋夕前に見送られる状況。尹大統領支持率は20%に低下し、不支持率は70%に上昇した。

韓国 きょうのニュース(9月13日)

◇秋夕連休の帰省ラッシュ始まる 高速道路は通常通り

 韓国の秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の連休開始を翌日に控えた13日、全国の鉄道駅やバスターミナルは帰省客で混み合った。空港は帰省客のほか、連休中に旅行に出掛ける人々で混み合った。一方、全国の高速道路では普段の金曜日と変わらない混雑状況となっている。韓国道路公社は、連休期間が長く帰省客が分散したのに加え、連休前日ということで帰省ラッシュが本格化していないとみられると説明した。

◇軽症患者の救急センター診療費 本人負担率90%に引き上げ

 保健福祉部は、救急救命センターを訪れた軽症患者の診療費の本人負担率を現行の50~60%から90%に引き上げる内容の国民健康保険法施行規則の一部改正令が施行されたと発表した。改正された施行規則によると、救急患者の重症度分類基準に基づく軽症患者が救急救命センターを利用する場合、診療費の本人負担率が90%となる。政府は改正理由について、重症患者が適時に診療を受けられるよう救命救急センターの過密化を防ぎ、限られた医療資源を効率的に活用するためだと説明した。

◇与野党・医療界の協議体設置 秋夕前の発足事実上見送りに

 大学医学部の定員を大幅増員する韓国政府の方針に反発し、研修医らが医療現場を離脱するなどの混乱が続いている問題で、与党が主導する与野党、医療界、政府による協議体の秋夕前の発足は事実上見送りとなるもようだ。与党「国民の力」は秋夕の連休開始を翌日に控えて医療界の説得に総力を挙げているが、医療界は懐疑的な反応を示している。

◇尹大統領支持率 就任後最低の20%に

 世論調査会社の韓国ギャラップは、全国の18歳以上の1002人を対象に10~12日に実施した調査の結果、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は前回調査(3~5日)より3ポイント下落した20%となり、就任後最低を記録したと発表した。不支持率は3ポイント上昇した70%で、就任後最高となった。同社は尹大統領の主な支持層である70代以上と保守層でも不支持率が約50%に上ったと明らかにした。