米大統領選結果の議会認証、警備強化へ 21年の襲撃踏まえ

AI要約

米政府は、2021年1月6日に起きた連邦議会議事堂襲撃事件を受け、2025年1月6日の大統領選投票結果の議会認証に向けた警備を強化することを発表した。

シークレットサービスが国土安全保障省の支援を受けて、議会認証手続きを国家特別安全保障イベントに指定し、連邦政府と地元当局のリソースを充てることが可能になった。

2020年の大統領選での混乱やトランプ前大統領の敗北を認めなかった行動が、今回の警備強化の背景にあるという。

米大統領選結果の議会認証、警備強化へ 21年の襲撃踏まえ

Kanishka Singh

[ワシントン 11日 ロイター] - 米政府は、2021年1月6日に起きた連邦議会議事堂襲撃事件のような混乱を避けるため、25年1月6日に予定される大統領選投票結果の議会認証に向けた警備を強化する。

シークレットサービスは11日、国土安全保障省が議会の認証手続きを「国家特別安全保障イベント」に指定したと発表。この指定により、連邦政府、州、地元当局のリソースを警備活動に充てることが可能になった。警備計画の指揮はシークレットサービスが執るという。

世論調査では、共和党のトランプ前大統領と民主党候補のカマラ・ハリス副大統領による大統領選は接戦となる見込み。

シークレットサービスによると、今回の指定は21年の議事堂襲撃事件に関する議会の調査報告書と監視団の調査報告書で推奨されたもの。

20年の大統領選でトランプ氏は敗北を認めず、結果を認定しないよう議会に要請。トランプ氏の支持者らは翌年1月6日、投票結果の認証手続きを行っていた連邦議会議事堂を襲撃した。