フィリピン、中国対応巡り20カ国以上の首脳会議計画

AI要約

フィリピン大使が中国に対する分別ある行動を求め、国連総会に合わせて首脳会議を開く計画を明らかにした。

中国とフィリピンの南シナ海での対立が続く中、緊張が高まっている状況が報じられている。

フィリピンは中国の南シナ海への圧力に直面し、中国の船舶が活動を続けている状況下で第二次世界大戦以来の試練として捉えている。

フィリピン、中国対応巡り20カ国以上の首脳会議計画

David Brunnstrom

[ワシントン 10日 ロイター] - フィリピンのロムアルデス駐米大使は10日、南シナ海における対立を巡り中国に「分別ある」行動を促す方法を探るため、今月下旬に各国首脳が集まる国連総会に合わせて少なくとも20カ国の首脳会議を開く計画を明らかにした。

「より多くの国が団結し、中国がやっていることが歴史的に明らかに正しくないというメッセージを発信できれば、われわれが恐れているような間違った動きを中国がしなくなる可能性が高まる」と語った。米シンクタンク「ニュー・アメリカ財団」で話した。

詳細には踏み込まなかった。

南シナ海では中国海警局とフィリピンの船舶が衝突する事案が相次いでいる。

中国共産党機関紙・人民日報は9日の論説で、南シナ海で緊張が高まっているフィリピンとの関係が「岐路に立たされている」との認識を示した。

ロムアルデス氏は中国の圧力について、フィリピンにとって第2次世界大戦以来の試練だとし、現時点で南シナ海には中国の船舶約238隻が結集し、活動を続けていると指摘した。