米メタの削除対応は誤り 岸田首相批判投稿で 監督委

AI要約

米メタ(旧フェイスブック)の投稿管理を検証する有識者の「監督委員会」は10日、岸田文雄首相への「くたばれ」との投稿を削除した初動対応を誤りとして覆す決定を下した。

投稿は政治批判であり、危害を加える可能性は低いと指摘した監督委。

政治家に対する許容される表現の範囲などを検証し、文脈や言葉遣いも考慮するようメタに勧告した。

 【シリコンバレー時事】米メタ(旧フェイスブック)の投稿管理を検証する有識者の「監督委員会」は10日、傘下の短文投稿アプリ「スレッズ」上の岸田文雄首相への「くたばれ」との投稿を削除した同社の初動対応を誤りとして覆す決定を下した。

 投稿は政治批判であり、実際に危害を加える可能性は低かったと指摘した。

 監督委は政治家に対して許容される表現の範囲などを検証。死を求める投稿であっても、それが軽蔑や意見の相違を表現する深刻ではないものであれば許容するようメタに勧告した。文脈や言葉遣いも考慮するよう求めた。