ウクライナに供与の長距離兵器、使用制限解除「調整中」=米大統領

AI要約

バイデン米大統領は、ウクライナに供給される兵器の使用制限解除について調整中。

米国や他の同盟国は、ロシアの内陸部まで射程圏に入る兵器の供給に慎重。

ロシアの報復や紛争のエスカレーション、NATOの巻き込みや核戦争リスクが懸念されている。

ウクライナに供与の長距離兵器、使用制限解除「調整中」=米大統領

[10日 ロイター] - バイデン米大統領は10日、ロシアの侵攻に対抗するウクライナに供給する長距離兵器の使用制限を解除するか問われ、「現在調整中」と応じた。

米国はウクライナ紛争がエスカレートするのを懸念し、ロシア領内深くの標的を攻撃できる兵器を供与したり、使用に許可を与えることを控えてきた。

ウクライナに兵器を供給している他の同盟国もロシア領内での使用に関して制限を設けている。ロシアが報復し、紛争に北大西洋条約機構(NATO)が巻き込まれたり核戦争に発展するリスクを懸念している。

ロイターは先週、米政府当局者の話として、米国がロシアの内陸部まで射程圏に入る長距離巡航ミサイルの供与についてウクライナと合意に近づいていると報じていた。