ヨルダン川西岸の米女性、「意図せず」殺害の可能性=イスラエル軍

AI要約

イスラエル軍がパレスチナ自治区ヨルダン川西岸で米国籍のアイセヌル・エズギ・エイギさんが死亡した事件について、遺憾の意を表明。

調査結果によれば、イスラエル国防軍の銃撃が原因である可能性が高いが、故意ではなかったと発表。

ブリンケン米国務長官はこの事件を批判し、徹底的な調査を要求している。

ヨルダン川西岸の米女性、「意図せず」殺害の可能性=イスラエル軍

[エルサレム 10日 ロイター] - イスラエル軍は、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸で米国籍のアイセヌル・エズギ・エイギさん(26)が殺害されたことについて、同国軍が発砲した可能性が高いとしながらも故意ではなかったとして、遺憾の意を表明した。

イスラエル軍は、調査からエイギさんはイスラエル国防軍の銃撃によって間接的に意図せず撃たれた可能性が高いと発表。銃撃は「エイギさんではなく、暴動の主犯格を標的にしたものだった」とした上で、「イスラエル国防軍はエイギさんの死に深い遺憾の意を表する」と述べた。

ブリンケン米国務長官は、この殺害は「理不尽かつ不当」なものであり、イスラエル治安部隊が交戦規則を根本的に変更する必要があることを示しているとの見解を表明。

米国当局は、この殺害を巡ってイスラエルに徹底的な調査を求めており、イスラエルが調査結果を提示するまで米政府は判断を保留にするとしている。