中国、オランダのASML半導体製造装置輸出規制拡大に「不満」

AI要約

中国商務省はオランダ政府の半導体製造装置輸出規制拡大に不満を表明

オランダ政府はASML製DUV液浸露光装置の輸出許可要件を拡大

中国側は米国の影響に対し反対し、中蘭協力を損なわないよう主張

中国、オランダのASML半導体製造装置輸出規制拡大に「不満」

[北京 8日 ロイター] - 中国商務省は8日、オランダ政府が国内半導体製造装置メーカー、ASMLの半導体製造装置の輸出規制拡大を決定したことへの不満を表明した。

オランダ政府は6日、ASMLの2種類のDUV(深紫外線)液浸露光装置について輸出許可要件を拡大すると発表。中国への先端技術流出懸念を理由に同装置の対中輸出を先に制限していた米国と足並みをそろえた。

中国商務省は「近年、世界的な覇権を維持するため、米国は半導体と(関連)機器の輸出規制を強化するよう特定の国に強要し続けている。中国はこれに断固反対する」と表明。同省は、オランダ側は輸出規制を乱用せず、半導体における中蘭協力を損なう措置を避け、両国企業の「共通の利益」を守るべきだと主張した。