ギリシャ、クルーズ船観光客に課税計画 オーバーツーリズム対策

AI要約

ギリシャのミツォタキス首相は、オーバーツーリズム対策として、サントリーニ島とミコノス島を訪れるクルーズ船観光客に20ユーロの課税を計画している。

首相は、一部の観光地でのみ観光公害が深刻化しており、構造的な問題ではないと説明。クルーズ船の税収は地元に還元され、インフラ投資に充てられる予定。

クルーズ船の運航がサントリーニ島とミコノス島に負担をかけているため、課税を行う理由としている。

ギリシャ、クルーズ船観光客に課税計画 オーバーツーリズム対策

[アテネ 8日 ロイター] - ギリシャのミツォタキス首相は8日、オーバーツーリズム(観光公害)対策として、夏のピークシーズンにサントリーニ島とミコノス島をクルーズ船で訪れる観光客に20ユーロ課税することを計画していると明らかにした。

ミツォタキス氏は会見で、過剰な観光客が問題となっているのは一部の観光地だけだと説明。「ギリシャには構造的なオーバーツーリズムの問題があるわけではない。観光地の中には、年間の特定週や月に重大な問題を抱えているところもあり、それに対処する必要がある」と述べた。

「クルーズ船の運航はサントリーニ島とミコノス島に負担をかけており、これが介入を進める理由だ」とし、クルーズ船の税収の一部は地元に還元され、インフラ投資に充てられると説明した。