ブラジル最高裁の「X」停止命令に反発 前政権支持者らが大規模な抗議集会 ボルソナロ前大統領も登壇

AI要約

ブラジルの最高裁がSNS「X」のサービス完全停止を命じ、それに対する大規模な抗議集会が開かれた。

SNS「X」をめぐっては、最高裁が偽情報の拡散を防ぐために特定アカウントの制限を求めたが、「X」側が応じず、サービス停止命令が下された。

サンパウロでボルソナロ前大統領の支持者を中心に抗議集会が行われ、最高裁の判断に対する批判が高まった。

ブラジルの最高裁がSNS「X」にサービスの完全停止を命じたことを受けて、大規模な抗議集会が開かれました。

SNS「X」をめぐっては、ブラジルの最高裁が偽情報の拡散を防ぐ対策として特定のアカウントを制限するよう求めましたが、「X」側が応じなかったことにより先月30日、国内の「X」のサービスについて「即時かつ完全な停止」を命じました。

こうした中、最大都市サンパウロの中心部では7日、「ブラジルのトランプ」とも呼ばれ、「X」のサービス継続を求めるボルソナロ前大統領の支持者を中心に数千人が集まり、最高裁の判断を批判する抗議集会を開きました。

集会にはボルソナロ前大統領も登壇し、「憲法を侵そうとする者を止めなければならない」と最高裁の判事を批判しました。

この日はブラジルの独立記念日で、AFP通信によりますと、集会は左派のルラ大統領が首都ブラジリアで主導する公式パレードに対抗するため開かれたということです。