ガザのポリオ接種、半数完了 衝突から11カ月、停戦不透明 パレスチナ

AI要約

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、ガザでのポリオ予防接種の実施状況を発表。

約64万人のうち、約35万5000人が接種を完了。

接種率9割以上を目指して進められている。

ガザではイスラエル軍の攻撃が続き、死者数が増加中。

衝突解決のために米国が打開案を提示予定。

停戦や人質解放の進展は不透明。

イスリアエルとハマスの衝突から11カ月が経過。

ガザの死者数は4万1000人近くに。

停戦交渉が進展するかは未定。

 【カイロ時事】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は6日、パレスチナ自治区ガザで1日から始まった10歳未満の子供を対象としたポリオ(小児まひ)の予防接種で、これまでに対象者約64万人のうち、半数以上に当たる約35万5000人が接種を完了したと発表した。

 ガザ中部、南部、北部と順に接種を進め、接種率9割以上を目指している。

 イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突開始から7日で11カ月。ガザでは接種地域以外でイスラエル軍の攻撃が続き、ガザの保健当局は7日、過去48時間で少なくとも61人が死亡したと明らかにした。衝突開始後の死者は4万1000人に迫っている。停滞する停戦と人質解放を巡る交渉で、米国が近く打開案を提示する予定だが、進展するかは不透明だ。