妻を薬漬けにして50人の男にレイプさせ、その様子を撮影していた夫の蛮行

AI要約

何年も前から、彼女の健康が悪化していたことに加え、彼女が被害者であることが判明したショッキングな事件が明らかになった。

被害者の女性は、夫を含む51人の男たちに10年近くもにわたって性的暴行を受けていたことが裁判で明らかになった。

被告人たちは一部は罪を認めているが、被害者は記憶を失っており、法廷で自分がレイプされている現場を初めて目にすることになる。

妻を薬漬けにして50人の男にレイプさせ、その様子を撮影していた夫の蛮行

何年も前から、彼女の髪は抜け、体重も減っていた。丸一日、何をしたかまったく覚えてないこともあり、催眠術にかけられたような気分になる日もあった。子供や友人たちからは、アルツハイマー病ではないかと心配された。

だが2020年の終わり、警察署に呼び出された彼女は、はるかに衝撃的な事実を突きつけられた。

警察によれば、50年連れ添った夫のドミニク・ペリコが、彼女の食べ物や飲み物に睡眠薬を入れ、深い眠りに落ちた彼女をレイプしていたという。さらに夫は何十人もの男たちを家に呼び、彼女をレイプさせ、その様子を撮影していた。性的暴行は10年近くも続いていた。

2年に及んだ捜査を経て、2024年9月2日、ペリコを含む51人の男たちの裁判がフランス南東部アヴィニョンで始まり、その事件のおぞましさからフランス全土に衝撃が走っている。

起訴された男たちの職業は、トラック運転手、兵士、大工、刑務官、看護師、銀行のIT専門家、地元のジャーナリストなどで、まさにフランス社会の労働者階級と中産階級の縮図である。

年齢は26~74歳までと幅広い。彼らの大半は、レイプしたのは1度きりだとしているが、なかには6回もその家を訪れ、性的暴行を働いた者もいる。

被害者の女性は現在70代。夫が逮捕された後に離婚し、名字を変えた。

夫のドミニク・ペリコ(71)は、すべての容疑を認めているが、ほかの男たちはレイプ容疑を否認。夫の許可を得ており、それで充分だと考えたと主張する者もいれば、被害者が薬物を飲まされることに同意したと思っていたと訴える者もいる。

警察が、夫が保管していた写真の一部を被害者に見せたところ、彼女は深く動揺した。夫とは18歳のときから一緒にいて、彼は思いやりのある人だと警察に語ったという。

彼女は、夫にも他の男たちにもレイプされた記憶はないと話した。知らない男ばかりだったが、一人だけ隣人だと確認した。

弁護士によれば、彼女は法廷で初めて、自分がレイプされている現場を見ることになるという。それは、夫が大事に保管していた動画であり、証拠として提出されたものだ。