トランプ氏の量刑言い渡し、大統領選後に延期 不倫口止め料事件

AI要約

ニューヨーク州地裁はドナルド・トランプ前大統領の業務記録改ざん事件の量刑言い渡しを11月26日に延期する決定を下した。

この延期はトランプ氏の弁護団が求めたもので、大統領選直後の判決を避ける意向が伺える。

トランプ氏は量刑延期を歓迎し、「魔女狩り」として裁判を非難している。

トランプ氏の量刑言い渡し、大統領選後に延期 不倫口止め料事件

【AFP=時事】米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が有罪評決を受けた不倫の口止め料をめぐる業務記録改ざん事件で、ニューヨーク州地裁は6日、量刑言い渡しを今月18日から11月5日の大統領選から3週間後の11月26日に延期する決定を下した。

 延期はトランプ氏の弁護団が求めていたもので、民主党候補のカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領との大統領選で予断を許さない状況にあるトランプ氏にとって追い風となる。

 フアン・メルシャン(Juan Merchan)判事は、「軽々しく下した決定ではないが、本裁判所の見解では、正義の利益を最も促進するものだ」と説明した。

 トランプ氏は量刑言い渡し延期を歓迎し、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で本件を「魔女狩り」だと非難。「当然ながら、この裁判は打ち切りにするべきだ」と訴えた。【翻訳編集】 AFPBB News