軍事作戦の西岸から撤収 「対テロ行動は継続」 イスラエル

AI要約

イスラエル軍がヨルダン川西岸のパレスチナ自治区北部ジェニンからの軍事作戦を終了し、撤収した。

軍は最大規模の作戦でテロリスト14人を殺害し、30人以上を拘束。武器保管施設や兵器製造拠点を破壊した。

しかし、軍は撤収を明言せず、対テロ作戦の目的達成のために引き続き活動することを示唆している。

 【イスタンブール時事】イスラエル軍は6日、先月下旬からテロ対策として軍事作戦に着手したヨルダン川西岸のパレスチナ自治区北部ジェニンから撤収した。

 AFP通信などが目撃者の話として伝えた。西岸では過去数カ月で最大規模の作戦とされていた。

 軍は6日の声明で、複数回の空爆などで「テロリスト14人を殺害し、30人以上を拘束した」と主張。地下の武器保管施設や兵器製造拠点などを破壊したと強調した。「対テロ作戦の目的達成のため行動を続ける」として撤収は明言せず、西岸で活動するイスラム組織ハマスや武装組織「イスラム聖戦」をけん制した。