ヨルダン川西岸でパレスチナ人記者、銃撃で負傷 目撃者証言

AI要約

ヨルダン川西岸地区のカフルダンでパレスチナ人記者がイスラエル軍の銃撃を受け、記者が負傷した。

襲撃後の映像には、報道用の防弾チョッキを着用した記者が襲撃される様子が映っている。

イスラエル軍はヨルダン川西岸地区での襲撃をテロの脅威から守るためと主張している。

ヨルダン川西岸でパレスチナ人記者、銃撃で負傷 目撃者証言

(CNN) パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区の町カフルダンでパレスチナ人記者がイスラエル軍の銃撃を受けたことが分かった。複数のパレスチナ人記者が明らかにした。

車内から撮影された襲撃後の映像とパレスチナ自治政府が運営する通信社WAFAによると、同通信社の記者モハメド・マンスール氏の運転していた車が銃撃され、マンスール氏が負傷した。

別の記者が撮影したこの映像には、マンスール氏が足から血を流しながら通りを走る様子が映っている。ジャーナリストは全員「報道」ラベルの付いた防弾チョッキを着用し、車のボンネットにも「報道」のマークが付けられていた。

映像を撮影した記者は、イスラエル軍がマンスール氏と自身が乗っていた車に直接、複数回にわたり発砲してきたと話す。

WAFAはイスラエル軍が「車両に直接実弾を発射した」と伝えた。車両には3日の襲撃について取材していた記者4人が乗っていた。パレスチナ赤新月社(PRCS)は、銃撃と銃弾の破片で負傷した記者4人を治療したと述べた。

イスラム組織ハマスによる昨年10月7日の攻撃によって始まったイスラエルのガザ攻撃は、ここ数カ月で占領下のヨルダン川西岸地区にも波及している。イスラエル国防軍(IDF)は先月28日、同地区の複数の場所で大規模な襲撃と空爆を仕掛け、高速道路をブルドーザーで破壊し、建物をがれきにした。

IDFは、ヨルダン川西岸地区での作戦についてテロの脅威を即時に排除するためだと述べている。