タイの8月CPI、前年比0.35%上昇 中銀目標引き続き下回る

AI要約

タイの8月の消費者物価指数は前年比0.35%上昇し、予想を下回った。食品価格は上昇したが、エネルギー価格は下落した。

CPIは中銀の目標範囲を下回り続けており、9月にはインフレが加速するとの予想がある。

食品とエネルギーを除くコアCPIの伸びは0.62%で、前年比のCPI上昇率は平均で0.15%だった。

タイの8月CPI、前年比0.35%上昇 中銀目標引き続き下回る

[バンコク 5日 ロイター] - タイ商務省が5日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は、前年比0.35%上昇した。伸びは7月の0.83%から鈍化し、市場予想の0.40%を下回った。

食品価格が上昇する一方、エネルギー価格は下落した。

CPIの伸びは中銀の目標範囲(1─3%)を依然として下回っている。

商務省は、9月にはインフレが加速すると予想していると述べた。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIの前年比上昇率は0.62%で、予想の0.55%を小幅上回った。

1─8月のCPIの前年比上昇率は平均で0.15%、コアインフレ率は0.44%だった。