日本製鉄の“USスチール買収計画”をバイデン政権が正式に阻止する準備か 早ければ今週中にも発表の可能性も

AI要約

バイデン政権が日本製鉄によるUSスチールの買収を阻止する準備を進めていると報じられている。

外国投資委員会が安全保障への影響を調査し、対応が大統領に提出される可能性がある。

USスチール側はペンシルベニア州の製鉄所閉鎖の可能性を示唆、日本製鉄は法にのっとり適正に審査されるとコメント。

日本製鉄の“USスチール買収計画”をバイデン政権が正式に阻止する準備か 早ければ今週中にも発表の可能性も

日本製鉄によるUSスチールの買収計画について、バイデン政権が正式に阻止する準備を進めているとアメリカメディアが報じました。

ワシントン・ポストは4日、複数の関係者の話として、バイデン大統領が日本製鉄による買収計画を正式に阻止する準備を進めていると報じました。

CNNテレビは、早ければ今週中にも発表される可能性があるとしています。

買収計画を巡っては、アメリカの安全保障への影響を調査する「外国投資委員会」が審査を進めていて、勧告書が大統領に提出され次第、対応が発表される可能性があります。

USスチールの経営トップは、取引が破綻した場合、ペンシルベニア州にある製鉄所の閉鎖や本社移転の可能性に言及していてバイデン政権の対応が注目されます。

一方、日本製鉄は「本投資によって、USスチールとアメリカ鉄鋼業界全体は、より強固な基盤を築くことができる」としたうえで、「アメリカ政府により、法にのっとり適正に審査されるものと強く信じている」とコメントしています。