タイ輸出、今年は1─2%増へ 予想据え置き=業界団体

AI要約

タイ荷主協議会は、今年の輸出予想を1─2%増で据え置いた。

輸出に対するバーツ高の影響は限定的だが、利益面では影響が出る可能性がある。

7月の輸出は前年同月比15.2%増となり、1─7月の輸出は前年同期比3.8%増となった。

タイ輸出、今年は1─2%増へ 予想据え置き=業界団体

[バンコク 3日 ロイター] - タイ荷主協議会(TNSC)は3日、今年の輸出予想を1─2%増で据え置いた。一方、短期的な輸出に対するバーツ高の影響は限定的との見方を示した。

チャイチャン・チャレオンスク会長は、タイ経済の主要原動力である輸出は昨年に高い水準だったものの、今年第3・四半期も前年比で少なくとも2%増加するとの見通しを述べた。

一方、為替決済が完了していることから、最近のバーツ高は短期的には輸出に影響していないと指摘。「ただ利益面では輸出業者に影響するだろう」と述べた。

ピチャイ財務相は先週、通貨高は輸出額に影響する可能性があるものの、後に正常化するとの予想を示した。

商務省のデータによると、7月の輸出は2年4カ月ぶりの大幅な伸びとなる前年同月比15.2%増となった。

1─7月の輸出は前年同期比3.8%増。2023年通年では1%減少した。