米NY州知事の元補佐官を起訴、中国政府の代理人として活動か

AI要約

米ニューヨーク州のホークル知事の元補佐官が中国政府の「代理人」として活動していた罪で起訴された。ブルックリンの連邦検察当局が公表し、疑いが持たれている活動に関連して、夫婦が不正に対価を受け取り、豪華な生活を送っていたことが明らかになった。

被告は台湾政府代表者とニューヨーク州政府当局者の会合を阻止し、州高官の中国訪問を手配するなどの活動を行っていた。同様の見返りとして、夫が中国で数百万ドル相当の取引を受け、夫婦はその資金で高級車や不動産を購入していた。

被告は複数の政府機関で勤務後、知事の副首席補佐官に就任していたが、解雇された。不正行為の証拠が明らかになり、中国政府との密接な関係が告発された結果である。

米NY州知事の元補佐官を起訴、中国政府の代理人として活動か

[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米ニューヨーク州のホークル知事の元補佐官が、中国政府の「代理人」として活動していた罪で起訴された。同州ブルックリンの連邦検察当局が3日発表した。

起訴されたのはリンダ・サン被告(41)。台湾の政府代表者とニューヨーク州政府当局者の会合を阻止し、同州高官の中国訪問を手配しようとした疑いが持たれている。

検察当局によると、こうした活動の見返りとして、中国政府の代表が、中国で事業活動を行っていた被告の夫に数百万ドル相当の取引を手当てしていた。夫婦は入手した資金を使い、高級スポーツカーのほか、ニューヨークなどで600万ドル相当の不動産を購入していたという。 夫も起訴されている。

サン被告は複数の政府機関に勤務した後、2021年9月にホークル知事の副首席補佐官に就任。不正行為の証拠が発見されたことを受け、23年3月に解雇された。